大切なものを守るための金庫。金庫自体は素晴らしい商品でも設置、固定する場所が違うだけでせっかくの素晴らしい金庫も残念な結果になってしまう可能性があるようです。
業務金庫は中にいれる品の重要性も高くなっているためにより防犯性が高くなっていたり、耐久性が高くなっていたりします。
しかし設置場所や固定方法というのが皆さん軽視している事が多いようです。いくら最新の業務用金庫でも設置場所や固定方法がしっかりしていないと意味がありません。
固定方法は大きく分けて3つの方法があるようです。ひとつめの固定方法がアンカー固定というものです。
アンカー固定は金庫内の底面に穴をあけて金庫と床をアンカー、つまりボルトでくっつけてしまうという固定方法です。
アンカー固定は大体が4箇所固定という場合が多いようです。アンカー固定を希望する場合にはいくつかの制限がでてきてしまいます。
まずは床面をボルトで固定することなので賃貸やテナント、施工に制限のかかっている建物に関してはアンカー固定を行う事が出来ません。
また木造などの場合にはアンカーの役割が非常に薄くなってしまうためにコンクリートの床にしか固定することが出来ないと言われています。
空き巣や金庫の盗難対策に一番効果的なのは犯人が金庫を開ける事が出来ない、持ち去る事が出来ないというポイントです。
アンカー固定を行う事によって重機を利用しても簡単には金庫が動いたりしないために金庫の持ち去りは非常に減っているようです。
しかし、フローリングやOAフロアにはアンカー固定は出来ないので他の盗難防止対策が必要となってくることでしょう。
中にはアンカーの種類めたくさんあり、より強度の強いアンカーを求めるお客様もいらっしゃるようです。
アンカー固定の設置も難しいものではないので設置に日数がかかりすぎてしまうというような心配もないようです。
しかし床に直接アンカーをつけるので金庫を外した場合にはコンクリートに穴があいたままの状態になってしまいます。
何回も金庫を移動するのではなく、場所を固定するという方にオススメなのではないでしょうか。
アンカー固定は個人では行う事が出来ないので設置依頼が基本となります。設置前に床の材質チェックや強度チェックを行う場合もあるようです。
いくらアンカー固定を希望していても条件が合わなければ鉄板固定になってしまう可能性もあるので注意が必要となってくるでしょう。
固定する事によって動かす事が出来ないと分かった犯人がその場で破壊しようとする場合もあるのでアンカー固定を行う場合には破壊に強い金庫選びも大切になってくるのかもしれません。
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