あなたの職場にある金庫、きちんと固定はされてあるでしょうか?
いまなお重たい金庫でも、持ち去ろうという泥棒は一定割合存在します。
大抵の泥棒は「時間をかけてせっかく金庫をこじ開けたのに御用になるなんて・・」と思うでしょう。
短時間でスマートに、逃げられるルートまで考えておくのが賢い泥棒の手口です。
何が起こるかわからないのが今の世の中。
あらかじめ泥棒がリサーチを行っているかもしれません。
泥棒の事前リサーチにより「ここにお宝アリ」と判明すればどんな手段を使ってもそのお宝を盗もうとするでしょう。
しかし、今の金庫は大抵はバールやドリルで開けられなかったりします。
このような場合泥棒は次の手を考えるでしょう。
次の手は、金庫ごと持ち去るということです。
人のいない夜に訪れ、重い金庫を窓までどうにかして運び、トラックか何かの上に落として逃走するのではないでしょうか?
これならあとは、ゆっくりと金庫を開ければ良いので開ける時間リスクも軽減されます。
「そんなドラマのような話」とお思いでしょう。
これは実際にあったお話です。
金庫が運び出されるケースは、少なからず存在します。
金庫があるということは「財産がここにある」と教えているようなものなので、あらゆる災難は想定しておかなくてはなりません。
ですので、「泥棒は開けずに金庫を持ち去るかもしれない」という事も考えておくべきです。
大切な金庫を持ち去りから守るためには、方法は4つあります。
1つめは、固定することです。
あらかじめ床に固定できるタイプの金庫も売っています。
購入後に固定を考えるとするならば、工務店や鉄工所に依頼してみてください。
アンカー止めや足回りを鉄板で覆うように固定してくれるはずです。
このように固定してしまうと、何かあった時に利用者さえも持ち運べないというのが欠点ですが、カギさえあれば怖くはありません。
2つめは、床下に金庫を置くことです。
床なら人の目にも触れにくいですし、泥棒も嫌がるのではないでしょうか?
3つめは壁埋め込み型の金庫にしてしまうことです。
壁に埋め込んでしまえば、金庫を持ち去ることは不可能でしょう。
持ち去るためにリスクも高くなるはずです。
しかも、壁埋め込み式の金庫は、部屋の内観を損なわなくて済みます。
4つめは警報機を付けることです。
泥棒は音に敏感だといえます。
「ぬきあしさしあし」で盗むべき品に近づいているのに、警報機が作動してしまったらその動揺は大きいでしょう。
これはかなりのダメージになるはずです。
金庫が持ち去られるなんて、あまり聞かない話ではありますが、どんな「もしも」にも備えておけば「まさか」とはならないでしょう。
「もしも」が「まさか」に変わってからでは、金庫を購入した意味がありません。
備えあれば憂いなし。
金庫を選ぶ時は起こりそうな「もしも」を考えて購入しましょう。
カテゴリ一覧